プロフィール

設立趣旨

現代の様々な課題に対して、誰かに任せるのではなく、立ち止まり、考え、異なる個が対話していくことが大切だと考えています。その中で科学は重要な考え方の一つです。

これまで、科学的観点に立脚し、地域の人たちと協働した生物多様性保全の研究を行ってきました。
2020年から対馬での養蜂の研究をきっかけに、ニホンミツバチを飼う”ハチカイ”のミツバチに寄り添う暮らしや、日々の観察から物事のことわりを考えることについて学びました。

地域の自然や歴史を土台とする自然と共にある暮らしと知恵は、その地において自分たちで暮らしていく上で
大切な手がかりだと感じています。

科学と地域の知恵、どちらにも優劣は無く、二項対立の存在ではないと考えます。
異なる考え方を行き来しながら、自分たちで学び、考え、行動すること。

あらゆることに、寄り添って考える人/場として、「つくもらぼ」は活動していきます。

スタッフ
代表社員:高田 陽(たかだ よう)

環境保全について学んでいく中で、人と自然の関わり方に興味を持ち、市民科学の研究をしてきました。
 博士課程在学中に対馬に移住し、伝統養蜂から自然に寄り添ったものの見方を学び、科学からだけの視点ではなく、在来知(伝統知)や地域といった視点から市民科学について考えるようになりました。
 地域の自然や文化を基盤とした知識生産のエコシステムについて、研究と実践の両輪で取り組んでいます。

【学歴・職歴】
2020.4~2022.10 対馬市島おこし協働隊 学生研究員
2023.3 明治大学大学院農学研究科 博士後期課程修了 (農学博士)
2023.4~ 福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センター客員研究員

【経歴】
2014年より自然保護協会 赤谷プロジェクト 赤谷サポーター
 主に、猛禽類の調査、小学校での自然観察会補助
2020年より対馬市島おこし協働隊(総務省地域おこし協力隊制度)
 任期中の主な業務は、市民大学である、対馬グローカル大学の立ち上げと運営支援

総合学習支援
 探究学習の学び方について
  2021年長崎県立対馬高等学校
 森と生物多様性保全について
  2019年私立武蔵高等学校中学校
  2020年長崎県立対馬高等学校
  2021年対馬市立佐須奈中学校
 野鳥の生態について
  2020年対馬市立仁田小学校
 沿岸藻場保全について(NPO法人賀谷藻場保全会として)
  2022年対馬市立西部中学校
  2021年・2022年私立武蔵高等学校


シンポジウム スタッフ兼通訳
 2017年 ツル等大型鳥類保全国際会合in佐護
 2019年 国際サシバサミット2019 in Ichikai


【資格】
普通一種教職免許 高校(生物)、中学(理科)
準中型自動車運転免許

【出版物】
高田陽(2024)ニホンミツバチと人が共生する対馬の養蜂(vesta編)ミツバチとハチミツの食文化. 16-19. 味の素食の文化センター,東京 詳細
高田陽, 前田剛(2018)対馬の野鳥225種図鑑, 鳥の観察は楽しい!(前田剛・川口誠 編)対馬の鳥と自然. 10-132, 162-172. 長崎新聞出版社, 長崎. 詳細

【論文】
査読有
高田陽, 倉本宣 (2022) 長崎県対馬でのニホンミツバチ伝統養蜂における在来知とその知識継承. 明治大学農学部研究報告, 第72巻 第1号 pp.1-10.全文公開

高田陽, 倉本宣 (2021) 伊豆諸島で行われた主催者と交流する機会のある市民科学プロジェクトに参加した一般市民の参加動機. 保全生態学研究, 第26巻 第1号 pp.125-135.全文公開

査読無
高田陽(2024)長崎県対馬市の市民大学「対馬グローカル大学」での市民とのゼミ活動の実践. 日本科学教育学会年会論文集.題48巻. pp.249-250.全文公開

高田陽 (2022)「市民による主体的な科学的活動」 をうながす― サイエンスコミュニケーションとしてのシチズンサイエンスのあり方―. 日本サイエンスコミュニケーション協会誌. 12巻 第2号pp. 10-11.全文公開

高田陽 (2022) 市民科学プロジェクト「カラスの歩き方調査」の失敗事例. 日本緑化工学会誌, 第47巻 第4号 pp. 447-448.全文公開

白井亮久, 高田陽, 福田悠人(2020) 武蔵高等学校収蔵の戦前の昆虫標本の整理(予報)~収蔵標本から探る創立期の生物相調査とFauna Musashinensisとの関連について~. 私立武蔵高等学校中学校紀要, 第4号 pp.29-73. 全文公開

倉本宣, 宮田真生, 三島らすな, 谷尾崇, 高田陽 (2017)「千代田学」を活用した大学生による生物多様性調査普及活動. 日本環境教育学会関東支部年報, 第11巻 pp.7-12.

高田陽, 白井亮久(2016)「武蔵高中標本庫の鳥類剥製標本:1920年代の採集標本に基づく鳥類のFauna Musashinensisの作成 」私立武蔵高等学校中学校紀要, 第1号 pp.45-76. 全文公開

学位論文
「養蜂における感染症対策のための感染リスクの生態学的評価と在来知の応用」
要旨

【その他記事】
福岡大学商学部シチズンサイエンス研究センター noteインタビュー記事
みるvesta 『vesta』特集「ミツバチとハチミツの食文化」動画

【賞罰】
2021年11月 ポスター最優秀賞 受賞 第26回「野生生物と社会」学会大会, オンライン

2021年8月 SOMPO環境財団 学術研究助成 採択 「養蜂家と協働したニホンミツバチの感染症であるサックブルードウイルス病の感染対策の確立と養蜂の維持のための市民科学の手法の研究」 

2019年6月 明治大学大学院海外研究プログラム 採択 「市民科学プロジェクトの参加者の参加動機と主体性の規定因について」 2019年度.  

2018年12月 バードリサーチ調査研究支援プロジェクト 採択 「科学者としてのバードウォッチャー ~市民科学・市民調査の社会学的研究~」 2019年度. 

2018年6月 明治大学大学院調査研究プログラム 採択 「日本国内の鳥類を対象とした市民科学における参加者の参加動機の意識構造」 2018年度